おしゃれなテレコ


初めてバイトをしたのは、高1の冬休みでした。

通っていた高校は申請すればバイトOKだったので、友人達と

年末年始にとっても賑わう法多山のおだんご売り場のチケット係をしていました~。

毎日始発のバスで法多山に通っていました。
(実家から5分程度ですかね?)


今でこそチケット売り場は販売機になってしまいましたが、

当時は窓口が3つあって、ベテランのおばちゃんスタッフに見守られながら

ふたり1組になって、SBSラジオ番組が流れる中、仕事をしていました。



高1の冬はまだ500円札だった時代で、ひと箱500円のおだんごなので

500円札や1000円札が飛び交う、それはそれは忙しい仕事でした。


それでも、仲良しの友人たちと毎日一緒にいられる楽しさのほうが強くて

忙しさにボヤくなど皆無、忙しさが逆に楽しかったのは若かったからでしょうかね(笑)





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初めてもらったバイト代、いくらだったかもう忘れてしまいましたが、

そのバイト代で買ったのがラジカセです。


当時は赤色が一番イケてた色で(当時で言えばナウかった)、

初めてチューンしたFMで流れていたメンデルスゾーンのバイオリン協奏曲第一番、

あまりにリアルな音がすぐ目の前で鳴った衝撃はよく覚えています。



朝、見ていた音楽番組で ふと当時のことを思い出した次第です。


高2の頃は、スイッチ・オン・クラシックという野田秀樹がやっていた番組が好きでした。

「お耳の恋人 野田秀樹です」というセリフが毎回入っていました。


一番覚えているのは、「夜の女王」を歌った貴族の奥方さんの録音が流れた時。

これはモーツァルトの歌劇「魔笛」のアリアなのですが、かなり高音が続く歌。
(興味があったら聴いてみてください)


録音機があるだけ、恵まれた暮らしをしていた時代の貴族なのだと思いますが

面白半分に自分の歌声を残そうとしたのでしょうか。



野田秀樹さんのお芝居は、言葉遊びを随所に取り入れたスピード感あふれたもので

そんな野田さんのセンスがたくさん詰まった番組を、毎回楽しみに聞いていました。



その「夜の女王」。歌っている貴族の奥方は必死なありさま。決してお上手とは言えません。

素人丸出しで、本人はいっぱしな気分で成りきっている様子がわかります。

音も外しまくって、そもそも発声からして出来てない。

ピアノ伴奏者が歌に合わせてテンポを調整している、そのイライラした感じも伝わってきます。

そして、間奏部では通常テンポでイキイキと弾くピアニスト。



おもしろかったですね~。この番組。



そして楽しかった高校時代。



今日は公立高校の入試だそうですね。

現役のみなさん、力を発揮してきてください!



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